中期経営計画と予算管理
中期経営計画と予算管理
中期計画はなぜ経営に必要なのでしょうか、何のために作るのでしょうか?中期計画は、会社が年度ごとに作る予算や、年度計画とどこが違うのでしょうか?
中期計画は、その作成対象期間が3年から5年です。したがって、その内容は、改善に長期を要するテーマである会社の事業の構造改革や、体質改善となります。一方、年度予算や年度計画は、同じ計画という名がついても、単年度の業績の改善が主たるテーマで、現状の事業構造や体質を所与としており、外部環境も安定した現状延長型の数値計画となっております。
会社は、今日長期的に大きな時代環境の変化に合わせて、事業を改革していかなければ、生き残りが難しい時代になっております。規制緩和や情報技術の大きな進歩など、どの業業界も激動の時代に入っております。
このような中で、先行きについて、厳しい環境認識を行い、時間をかけて中期経営計画に取り組み、将来の生き残り策や事業強化策を作ることは、不可欠と考えます。予算や年度計画だけでは、どうしても目先の業績重視や、現状の環境延長型で事業を捉えてしまうからです。
このように中期計画の策定目的を正しく理解することは、誤った中期計画の策定やその利用を行わないためにも必要です。
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